サロンを開業するなら、まずやるべきことは「資金計画」と「ビジネスプラン」の作成です。
なぜなら、夢や情熱だけでは経営は続かず、数字で裏付けられた計画があることで初めて、安定した集客・売上・生活につながるからです。
なぜ資金計画とビジネスプランが必要なのか?

- 資金繰りの不安を回避できる
開業直後は売上が安定しにくいため、資金計画がなければ数か月で資金ショートしてしまうリスクがあります。 - 銀行融資や補助金の審査に通りやすい
融資担当者は「返済能力があるか」を数字で判断します。計画がなければ通りません。 - サロンの方向性が明確になる
誰に向けたサロンなのか、どんなサービスを提供するのかが明確になり、迷わず行動できます。 - 収支予測で売上の目安がわかる
どれくらい集客すれば黒字化できるかがわかり、毎月の目標が立てやすくなります。 - リスクを事前に想定できる
「最悪のケース」を計算に入れておくことで、備えができ、精神的な安心感にもつながります。
資金計画の立て方

初期費用の例
- 内装工事費:150万円
- ベッド・タオル・機器:80万円
- 広告宣伝費:40万円
- その他(保険・許可申請など):30万円
合計:300万円
運転資金の例(6か月分)
- 家賃:10万円 × 6か月 = 60万円
- 光熱費・消耗品:5万円 × 6か月 = 30万円
- 材料費:5万円 × 6か月 = 30万円
- 雑費:5万円 × 6か月 = 30万円
合計:150万円
👉 必要資金総額=450万円
(自己資金200万円+融資250万円でカバー)
ビジネスプランの作成例
- サロンコンセプト:「30代女性向け 小顔矯正×リラクゼーション」
- メニューと価格帯:1回6,000円〜
- ターゲット:美容や癒しを求める働く女性
- 集客方法:SNS発信・Googleマップ・ホットペッパー
- 月間売上予測:平均単価6,000円 × 月100人 = 60万円
- 損益分岐点:固定費35万円 → 月60人来店で黒字化
補助金・融資の活用例

迷子ちゃん
こんなに資金が必要なんだ…

りっちゃん
こういう制度もあるよ!
検討してみてね
- 小規模事業者持続化補助金
チラシ・ホームページ・内装費の一部が補助される。 - 日本政策金融公庫の融資
開業資金を比較的低金利で借りられる。
👉 計画を数字で示すことで、こうした制度の審査にも通りやすくなります。
まとめ
セラピストが開業して成功するためには、 「夢」だけでなく「数字」で裏付けること が欠かせません。
資金計画とビジネスプランを明確にすることで、不安を最小限に抑え、安心して集客や施術に集中できるサロン経営が実現します。
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