「頑張ってるのに、結果がついてこない…」
そんな時こそ立ち止まって、“数字”と向き合うタイミングです。
感覚や気合いで進めていると、方向がズレても気づけません。
でも、数字を見れば「何が効いていて」「何が足を引っ張っているか」が明確になります。

SNS頑張ってるのに予約が増えないな…

保存数やクリック率、見てるかな?
数字が“次の一手”を教えてくれるよ

たしかに、感覚だけじゃわからないよね…!
成長するセラピストは「分析→改善」を習慣にしています。
分析は“反省”ではなく“成長の地図”。
その地図を見ながら進む人が、安定した経営へと近づきます。
分析が“リピートの仕組み”を見直すきっかけになるから
頑張っていても結果が出ない時、
多くの場合は「努力の方向性」がズレています。
- リピートが増えない → 来店後のLINEフォローが弱い
- 売上が安定しない → 客単価が低い層ばかり集まっている
- 紹介が少ない → 紹介されやすいタイプのお客様を把握できていない
数字を“人の動き”と一緒に見ることで、
サロンの課題が「数字」ではなく「人の行動」として見えてきます。
これが、改善のヒントになります。
3つの視点で顧客を分析してみよう

① 集客分析〜どこから来ているのかを数値で把握〜
SNS、ホットペッパー、LINE、紹介など、来店経路を比べてみましょう。
例:
- Instagram保存数が多いのに予約が少ない → プロフィール導線を改善
- 紹介が多いが新規が少ない → SNS発信の頻度や内容を見直す
“どこから来ているのか”を知ることで、
あなたのサロンが「強い導線」と「弱い導線」を明確にできます。
② 売上分析〜数字で見ると意外なクセが見える〜
売上・客単価・再来率を毎月まとめると、
季節や曜日、キャンペーンごとの波が見えてきます。
具体例
- 🌸 3〜4月に売上が落ちる → 新生活応援メニューで新規獲得
- ☔ 6月に来店減少 → 雨の日ポイント or 自宅ケア提案で対策
- ❄️ 12月は好調・1月激減 → 年始リセットキャンペーンで落差を緩和
- 🪷 平日が弱い → 「平日限定メニュー」で稼働率UP
- 💻 新規は多いが売上が伸びない → 回数券・オプション提案で単価UP
こうして“数字の動き”を見ていくと、
頑張るべきポイントが自然に浮かび上がってきます。
③ 顧客分析〜“誰が・なぜ・どんな頻度で”来ているのかを知る〜
リピート率を上げる最大のコツは、
「お客様の傾向」を理解することです。
見るべきポイント
- 🧍♀️ 年代別:20代・30代・40代で人気メニューが違う
- 🕐 来店頻度:2週間おき・月1・不定期などを把握
- 💬 目的別:「癒し」「疲労改善」「美容」などで訴求を変える
- 💡 新規経路:SNS・紹介・通りすがり で集客の強みを判断
例:
・30代女性が多く「自律神経・睡眠ケア」に反応 → ストレス系訴求を強化
・紹介来店が多い → 口コミキャンペーンを拡充
・LINE登録後の再来が少ない → 配信内容・タイミングを改善
数字に“お客様像”を重ねて見ることで、
ただのデータが「次の施策」に変わります。
顧客分析とは、“理想のお客様にもっと喜ばれる仕組み”をつくることです。
改善のステップ!小さく試して早く検証

分析が終わったら、あとは行動。
でも一気に変えると原因が見えなくなるので、1つずつ試すのがコツです。
- 現状を数字で出す(見える化)
- 仮説を立てる(なぜそうなった?)
- 改善策をひとつ試す(導線・メニュー・LINE内容など)
- 結果を再分析(良ければ継続・違えば修正)
このサイクルを回すたび、サロンは強くなっていきます。
改善とは“トライ&チェック”の積み重ねです。
結論
数字を見るのは怖く感じるかもしれません。
でも、見てみると「次に何をすればいいか」が明確になります。
感覚に頼らず、“お客様の行動とデータ”をもとに考える。
それこそが、リピートされるサロン経営の土台です。


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